自分は morrita さんと jmuk さんの間だと、morrita さんよりかなあ。ソーシャル少なめ。RSS 多め。
読みはじめたもの: ニュースレター
近頃流行りのニュースレター。私は Cindy Sridharan さんがニュースレターをはじめるというので、彼女のものを皮切りにいくつか購読している。いまのところ楽しみに読んでいるのは、Nelson Elhage の Musing in Computer Systems と、Hillel Wayne の Computer Things。
Nelson Elhage さんは、以前もふれた Sorbet の初期開発者の一人であり、Accidentally Quadratic の編者でもあった人。「コードレビューについて」みたいな平和なものから「Clang がこれを最適化しないのは変だと思ったんだけど、Alive2 っていう形式手法を使ったやつがあってさあ」みたいなマニアすぎるものまで話題が幅広く面白い。
Hillel Wayne さんは、こちらも以前にふれた “Practical TLA+” の著者の人。この人はブログもちゃんと更新されていて、その紹介の日もあれば、ニュースレター専用のエッセイもある。
形式手法の人だと思っていたら、ブログでは「ソフトウェアエンジニアはエンジニアと呼べるのか?」というたまに見かける話題に対して、実際に他分野のエンジニアにインタビューしたりしていて、なかなか手広い。
ずっと読んでいるもの: ブログ
ブログは Feedly で読んでいる。livedoor Reader 時代は多読傾向があったのだけど、最近は控えめ (50前後)。セコンさんとか、Julia Evans さんとか、インターネットスターを追いがちで、いま見返すと仕事に直接関係あるものは少ない。
読まないつもりのもの: ニュース
ニュースは、Hacker News, Lobsters, はてなブックマークあたりを見ていたんだけど、2021年はニュース消費を減らすつもりでいて、LeechBlock で土曜日以外はアクセスできないようにしている。
Cal Newport の “Digital Minimalsim” (邦訳『デジタル・ミニマリスト』) の影響、と言いたいところだけど、ニュースを読まないという話は、どちらかというと “Make Time” (邦訳『時間術大全』) の影響かもしれない。著者の一人である John Zeratsky の Why I Ignore the Daily News は、要するに「毎日ニュース読まなくていいでしょ。かわりに、毎週 The Economist 読んでるよ。」という話で、まあ私は The Economist も読んでいないんだけど…
あとは、Hey Google, tell me something good で紹介されている「従来のジャーナリズムは問題にフォーカスしすぎであって、人々がその問題にどう対応しているのかが抜けがちで、我々はそれを変えていくよ」という Solutions Journalism というアイデアがあって、私はこれを知ってから、ちゃんとした報道機関によるニュースについても「自分は問題の話ばかりを読んでいないかな」とちょっと一歩ひいて考えるようになっている。
morrita さんは Hacker News 読んでます?